ROE(株主資本利益率)は株式投資で銘柄選択するときのスクリーニングに役立つ指標です。

株式投資 ROEの重要性

ROEの重要性

株式投資を長期で運用するときに1番重要と考えられる指標はROEと私は思っています。理由はおいおいたれ述べていきますので我慢して付き合ってちょ!

ROEについて

ROEは英語では return on equity と呼ばれ、日本語では株主資本利益率と呼ばれています。 まず、ROEの計算方法ですがいたって簡単で当期の純利益を期初の株主資本(純資産)で割れば出てきます。
株主資本利益率(ROE)=当期純利益÷株主資本
上記の計算から分かるように会社が一年間で株主資本を何%増やしたかを理解できます。言い換えれば会社は株主のお金をどの程度で運用しているか示していることになります。例えば株主資本100万円のA社が当期純利益を10万円上げたとすればROEは10%となります。 それで、私がなぜROEを投資の最重要指標にするかの理由は私の投資スタイルが今のところ長期投資を一応は目指しているからです。(現在2?才ですから後40年はどっぷりと株式投資にはまって予定です) ROEが示す値はその年の株式資本が何%増えたか示す値ですので短期投資で相場に望む場合その性質上あまり意味を持つ指標ではありません。長期の複利効果でROEが示す値が効果を示すのは簡単に想像が付くと思いますが一応下記に複利効果の例を作ってみました。

年数 株主資本
ROE
1.1
株主資本
ROE
1.08
株主資本
ROE
1.07
株主資本
ROE
1.08
株主資本
ROE
1.2
1 100 120 140 200 100
2 110 129 149 216 120
3 121 139 160 233 144
4 133. 151 171 251 172
5 146. 163 183 272 207
6 161. 176 196 293 248
7 177. 190 210 317 298
8 194. 205 224 342 358
9 214. 222 240 370 429
10 235. 239 257 399 515
11 259 259 275 431 619
12 285. 279 294 466 743
13 313. 302 315 503 891
14 345. 326 337 543 1069
15 379. 352 360 587 1283
16 417. 380 386 634 1540
17 459. 411 413 685 1848
18 505. 444 442 740 2218
19 555. 479 473 799 2662
20 611. 517 506 863 3194
21 672. 559 541 932 3833
22 740. 604 579 1006 4600
23 814. 652 620 1087 5520
24 895. 704 663 1174 6624
25 984. 760 710 1268 7949
26 1083. 821 759 1369 9539
27 1191 887 813 1479 11447
28 1310. 958 869 1597 13737
29 1442. 1035 930 1725 16484
30 1586. 1118 995 1863 19781

遊びで作ってみたけど株主資本100万円でROEが10%と20%でここまで違うってところに改めてびっくりしています(長期投資で年率20%を達成し続ければ約26年で1億円突破)がこの表が示す通り長期投資のスタンスで投資を行う場合に限りROEは有効な指標になりえるといえますので(株式は長期的には業績に連動していますので)私の投資スタイルから言えば最重要な指標なのです。
逆に言えば短期投資特に一年未満の投資スタイルでのぞんでる投資家(投機家)にはほとんど意味を成さない指標であるといえます。 そんでもってさらに付け加えるとすれば前提条件つきですが高ROE企業が例えば20%ぐらいの企業がいたとします。前提条件としてROEの値が向こう何年間も維持されると考える企業のお話ですがもしあったとします、その会社の本質価値が100万円で株価が150万円で現在取引されているとします。この場合バリュー投資では本質的価値以下ではないのでスルーするところですが3年以上持ち続ければ本質的価値以下で購入したことになりえるのでないかと私は思っています。
(今の1円が1年後も1円の価値があると考えれる場合のお話ですが。)

ROEのデメリット

ここまで、ROEのメリット部分を述べてきましたがこの指標も完璧ではなく高ROEなら何でもいいというわけではありません。
ROEのデメリットは株主資本を当期何%増やしたかみるために用意されていて、企業の大部分は会社を運営していく上で株主資本だけでは運営できずに借金(他力資本)と株主資本で運営されています。この借金の多寡によりROEは変動してしまう点がROEのデメリットといえます。
例えば、同じような製品を売っていて同規模の会社、A社とB社があったとします。
A社:株主資本100万円、借金900万円で今期純利益が50万ならROEは50%
B社:株主資本500万円、借金500万円で今期純利益が100万円ならROEは20%
2社のそのほかの要因を全く同じとした場合ROEから判断するとA社のほうが高ROEとなりA社に投資するようになりますが、会社としての実力でいえば同じ1000万円(株主資本+他力資本)の資本を用いてより多く稼げるB社のほうが実力があるといえます。このように高ROEが借金で演出されていないかを注意してみなければなりません


とここまで、ROEの基本的なことをぐちゃぐちゃと書きましたが、実際に使用するときは企業は生き物ですから当期純利益もその年によっていろいろと変動があるのは当たり前ですので間違っても前期の純利益のみでROEを測定しても高い授業料を払わせられるのがおちです。
よって最悪3年、ベストは10年ぐらいの長期でみたROE値と最近5年&3年でROE値がどんな変化を示しているかを調べれればROEに関してはいいんじゃないのでしょうか?この辺は、あなたの自由です。私はめんどいから5年ぐらいの平均ROE値で10%を超えとけば一応投資適格銘柄にいれてます。

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